マセラティ、ニューヨーク国際オートショーにてレヴァンテトロフェオを公開

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マセラティはV8エンジンを搭載した初のレヴァンテを、ニューヨーク国際オートショーにて公開しました。このレヴァンテトロフェオはマセラティによる究極のSUVであり、0-100km/h加速はわずか3.9秒、その最高速度は300km/hを超えるものとなります。

レヴァンテトロフェオが搭載するのはマセラティのQ4インテリジェントAWDシステム専用に設計された3.8リッターツインターボV8エンジンで、最高出力590ps/6,250rpm、最大トルク730Nm/2,250rpmを発生します。

リッターあたりの出力はマセラティ史上最高の156ps/Lを誇り、他のガソリンエンジン同様に、フェラーリのマラネロ工場で手作業で組み付けられています。

このレヴァンテ史上最速のレヴァンテのシャシーは、その高出力を完全に制御するべく再設計され、刺激的なドライビングはもちろんのこと快適性も維持し、スーパーカーのパフォーマンスを持つグランドツアラーというマセラティの哲学を継承しています。マセラティのティム・クニスキス最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。
“マセラティのエンジニアとデザイナーは、レヴァンテの駆動系がそれ以上のパワーに耐えられるものであることも、マセラティは地球上最も優れたエンジンを調達できることも知っていました。それゆえ、最もラグジュアリーで最も速いSUVを生み出すことにチャレンジをしたのです。”

ハイエンドモデルであるこのトロフェオのデザインは、よりスポーティさを強調することによって更なるレベルへと引き上げられ、見まがうことのないデザインに仕上げられています。このリスタイリングは主にフロントフェイスの下部およびリヤバンパーに施され、マセラティ史上最大となる22インチアロイホイール”オリオン”によってさらに力強さを増しています。

フロントバンパーの両脇に新たに設けられたサイド・エアインテークは、デザインをよりアグレッシブに見せているとともに、ウィングによってスタビリティを向上させるとともに、視覚的にはフロントノーズの重量をフロント・ホィールへと押し出しているように見せています。そして、カーボンファイバー製のセンタースプリットおよびサイド・ベゼル・ブレードによって空力性能もより高いものとなっています。

リヤデザインは、カーボンファイバー製のリア・エクストラクターとボディ同色のリヤバンパー内に収められた4本出しのオーバルのエグゾ―スト・パイプによって、より力強い印象を与えられています。

さらにフロントグリルにはピアノ・ブラックで仕上げられたダブル・バーティカル・バーが配され、下部はハニカムメッシュデザインを採用しています。また、ボディ同色のドアハンドル、ダーク・カラー仕上げのエグゾ―ストパイプ、カラーキャリパー、Cピラーに配されたトロフェオ専用のサエッタロゴがそのデザインをさらに特別なものにしています。

より細部をみてみると、ロワー・スプリッター、フロント・エア・インテーク内のサイド・ベゼル・ブレード、サイド・スカート・インテーク、リア・エクストラクターは非常に軽量なハイ・グロス・カーボンファイバーで仕上げられ、レヴァンテトロフェオをよりレーシングルックなものに仕立てています。エンジンフードには二つのエア・インテークが設けられ、シリンダーヘッドを冷却する役割を持っています。そしてエンジンフードの下に収められたV8エンジンは、カーボンファイバー製のエンジンカバーにV8の文字とトライデントロゴが配され、シリンダーヘッドおよびインテーク・マニフォールドは赤くペイントされています。

レヴァンテトロフェオのインテリアデザインにあたっては、エレガントなアプローチを採用しました。スポーツシートには、最高級のフル・グレイン・レザーである“ピエノ・フィオーレ”を使用し、ヘッドレストには“Trofeo”ロゴが刺繍されています。この“ピエノ・フィオーレ”はこれまで自動車のインテリアに使用されてきたようなレザーの質を大きく超え、その柔らかな質感は時間とともに独特の風合いを見せていきます。

新たに設定されたマット・カーボンファイバー・トリムおよびシフトパドル、インストルメント・パネル、メタル製の“Trofeo”バッジ付のフロアマット、伝統のマセラティ・クロックなどがレヴァンテの最高峰となるこのモデルのインテリアを特徴づけています。また17スピーカー1280WのBowers & Wilkinsプレミアム・サラウンド・オーディオ・システムを装備し、エンジンサウンドだけでなく車内のエンターテインメントシステムにおいても最高級のサウンドを提供します。

レヴァンテトロフェオの生産は2018年夏よりトリノのミラフィオーリ工場にて開始いたします。

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