マクラーレン・オートモーティブは4月27日、スーパーカーのパフォーマンスと効率性をさらに向上させるため、マクラーレンのエンジニア哲学だという「軽量化」を引き続き追求することに改めてコミットしたと発表しました。継続的な軽量化により、ハイブリッドや電動化といったパワートレーンを活用するための最善な状況を整えられるとしました。
軽量化を突き詰めた同社の新型スーパーカー「765LT」は、乾燥重量1229kgを達成。発売された2017年に重量の新たなベンチマークを打ち立てた「720S」から80kgの軽量化を果たしました。
マクラーレン・オートモーティブ CEOのマイク・フルーウィット氏は
「『軽量化』こそ次世代マクラーレン・スーパーカーの中心的戦略です。私たちはすでにクラスをリードしていますが、2025年までに導入するハイブリッドモデルの効率性とパフォーマンスを最大化するベストな状況を整えるため、さらなる軽量化に取り組む決意です。
従来の内燃式エンジンであれ、完全なエレクトリック・パワートレーンであれ、車両重量がパフォーマンスの敵であることに変わりはありません。したがって軽量化レースでの勝利は、私たちにとって絶対的な最優先事項なのです。マクラーレン・オートモーティブが、イギリスにおける複合素材の開発・製造の自社施設であるマクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センターに対し、大きな投資を行なってきた理由の1つもそこにあります」
と述べました。
なお、これらの軽量化技術を採用した765LTは765台の台数限定で発売されており、日本での価格は4450万円から。最高出力563kW(765PS)/7500rpm、最大トルク800Nm/5500rpmを発生するV型8気筒 4.0リッターツインターボエンジンを搭載し、トランスミッションには7速SSGを採用する2WD(MR)モデル。乾燥重量でのパワー・ウェイト・レシオは622PS/tを達成し、0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/hは加速7.2秒、最高速は330km/hを実現します。
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